《Daily off-hour》

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[1]2009年03月31日(火)
『ターン弧』
 先日、アカデミーのフェスティバルでスキーのテクニカル選手権が開催されました。そのジャッジを担当し、総評でお伝え忘れていた事がひとつあります。
 コースを封鎖して開催できず、一般のお客様が滑走する中でのイベントでした。周囲が気になるところでもあったと思いますが、大回りのターン弧が左右均等に滑られた方がほどんどいらっしゃいませんでした。もちろん安全を第一に考え、滑られた結果で不均等になってしまった方もいましたが、コースがクリアの中で加速ではなく、暴走とみえる滑りの方が多かったと思います。ターン弧が次第に小さくなってしまった方、浅くなってしまった方、左右均等に滑るということは条件が厳しい中でも意識して頂きたいと思います。もちろん、安全を第一に考え大回りも小回りも左右均等に滑ることを心がけてください。

翠川みどり

[2]2009年03月30日(月)
第6話 切り換え操作と荷重
 ターンの切り換え操作がスムーズになってきたところで、何か物足りなさを感じていませんか[?]スキーの板が回る理由は、板のサイドカーブだけではありません。もちろん、板に強いサイドカーブうまれた事により、よりスムーズでシャープなターンができるようになったと思います。
 ところで、皆さんは雪面からの圧力(板を押し上げるような力)を滑走中に感じたことがありますか[?]この力を雪面抵抗や外力と表現しますが、スキーの滑走面を押されるような力です。どのようにしたら、この外力を感じることができるのでしょうか[?]
 それは、自分から積極的に雪面へ働きかける加圧です。重心を板にのせる「荷重」と同じ意味でもありますが、言葉通り圧力を加える運動です。両者の違いは、板の上に重たい荷物を乗せるのか、板と板を突っ張り棒で押し合う様に力を加えるのかという事だと私は考えています。前者はスキーを始めたレベルでも感じられ、後者は雪面を捉えられるようになったレベルという差があります。どちらも板がたわみ(しなる)、上に乗せている荷物や力を弱めると、板のたわみが戻ると想像してください。
 この力を滑りに取り入れることができると、滑りが飛躍的に変化すると思います。

翠川 みどり

[3]2009年03月29日(日)
このフォームいいフォーム10(不整地編)
 シーズンも終盤となり、荒れた雪面で滑る機会が増えると思います。そんな不整地を滑る時に注意したい点は、板と雪面とのコンタクト(接触)です。
 まずは基本姿勢ですが、いつもより少し低めの姿勢を意識しましょう。雪面に体の重心が近い方がバランスは取りやすく、リカバリーもしやすくなります。そのためには足首や膝を柔らかく使う必要があります。なかなか意識できないという方はウェーブやコブで膝を抱えるように滑る練習をしてみてください。
 ウェーブとは名前のとおり雪面が波のような形で作られており。マイアではジャンボフット北ゲレンデ中間のパーク内にあります。
コブで練習する時には上から滑ってくる人に十分注意をしながら、コブを横切るように斜滑降してみましょう。練習する際のポイントは、雪面のデコボコを脚部の曲げ伸ばしで吸収しながら、頭の位置を変えないように意識することです。脚部を柔らかく使って雪面コンタクトを維持し、斜面状況の変化への対応能力を向上させましょう。

高畑 賢


 誠に勝手ではございますが、今シーズンのマイアスキーアカデミーの開講期間は4/5(日)までとさせて頂きます。ご了承ください。

[4]2009年03月28日(土)
スキーの性能を活かすD 物理の時間 U 

 スキーがたわむのは適度に角付けされたスキーに十分な荷重が為された場合ですが、それはどのような状況でしょうか。

フォールラインに対してスキーを横向きにしてiく“山回り”は、スキーヤーが斜面下へと落ちていく運動を止め、横方向への運動に変える部分とも言えます。        

 スキーヤーは“重力”により斜面の低い方向へと落ちていこうとしますが、スキーは横向きになっていきますから、谷へ落ちようとするスキーヤーの“落下”運動を止めることになります。この場面で強い角付けを行えると、スキーにはスキーヤーの体重+α〈外力〉が乗り、スキーはたわみやすくなるのです。ただし、角付けが弱いとスキーは谷方向へずれてしまいますから、スキーのたわみは小さくなります。

 “谷回り“は、山回りでたわませたスキーを解放し、反発力〈リバウンド〉を利用する局面です。たわんだスキーは元の状態に戻ろうとしますから、ここでは能動的な荷重は行わず、角付けされた状態からスキーを解放して滑らせます。このようにスキーが跳ね返る力を活かすことができれば、ターンを連続させることが簡単になるのです。

 “たわみ”と“リバウンド”。このふたつがスキーの性能を引き出すために最も必要とされる要素ではないでしょうか。


 宮下 正



[5]2009年03月27日(金)
雪山のTPOC
 最後にアウターですが、直接冬山の厳しいコンディションと戦うわけですから、防寒性、防風性、耐水性を兼ね備えたものでなければいけません。スキー場では、雪だけでなく雨も降りますし、非常に風の強い日もありますので、それらをすべてガードしなければなりません。加えて、自分の汗を発散させる浸透性も必要です。
 外からの冷気や水分はガードして、汗は外に発散させるなんて矛盾した素材があるのかとおもわれるでしょうが、生地に非常に小さい穴が開いていて、その穴は、雨粒よりも小さく、体から発散される蒸気よりも大きい(雨粒>穴>汗)ので、自分の汗だけが外に逃がされるのです。ゴアテックなどが有名です。ミドルレイヤーで体温を調節出来れば、特に保温性のあるアウターを選ばなくてもよいと思います。
 これまで4回にわたって紹介させていただいたように、上手なレイヤリングでシーズンを快適に過ごしましょう[!]

吉澤 克彦

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開田高原
マイアスキー場
0264-44-1111

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